り地域
読み:り-ちいき

 経済産業省 安全保障貿易管理における仕向地(貨物などの送り先)のうち、全13段階中の信頼度最下位となる地域。
目次

概要
 「大韓民国」つまり南朝鮮のみ単独1国が該当する。
 輸出管理が適切にできるか、できないか、で分類され、「いろはにほへとちり」の順で信頼度が下がってゆく。最下部にある「ち地域」には北朝鮮、イラン、スーダンといった蒼々たる面々が並んでいるが、それ未満の地域として「り地域」はあり、南朝鮮だけがここに記されている。晒し者に近い扱いである。

特徴

追加日
 いつ頃追加されたのかは不明だが、南鮮のホワイト国からの削除予定が2019(令和元)年7月1日に発表され、実際に2019(令和元)年7月4日からは輸出可否について個別の判断が必要となるよう実質的にホワイト国からの削除状態となっているため、実質的には4日から追加されたものと思われる。
 同国は10番目である「と地域(1)」にも名前があるが、加えて13番目として堂々単独最下位の地位を獲得した。

追加目的
 規制目的の3品目について、南朝鮮への実質的な禁輸を目的として追加されている。
 3品目以外であれば「と地域(1)」がなお該当するものと思われる。

追加理由
 南朝鮮からの戦略物資の密輸出が明らかとなったことからホワイト国からの削除が決定した。しかし、法律上パブリックコメントを求めたり等が必要で場削除までは早くても2ヶ月程度掛かる。その間に南朝鮮に戦略物資が渡ることを防止し、まずはこの状態のまま3品目を制限するため一時的に用意されたのが「り地域」である。
 規制目的の3品目は次の通りである。
 公式には7月4日からはキャッチオール規制の対象となるが、本当かどうか定かでは無いものの、実際には7月2日時点で既に不可、あるいは6月末で既に不可、といった話もある。

今後
 2019(令和元)年8月2日に政令改正が閣議決定、8月7日公布、8月28日施行もあわせて決定された。
 これを著している時点では、ホワイト国削除後にも「り地域」という分類は残るようである。

再検索